親しい友人関係であれば、本来結婚式に出席したいところですが、やむを得ない事情から欠席せざるを得ない場合もあります。
そんな時は友達ならではの電報を送ってみましょう。どんな内容のメッセージであれば喜んでもらえるのか、逆に気を付けなければいけない点は何か、それぞれ文例などと併せて紹介しています。
仕事の都合や住んでいる場所の都合などから、どうしても友達の結婚式へ参加できないというケースがこれから起こり得るかもしれません。その時に慌てないように、祝電を打つ最低限のマナーを今のうちに学んでおきましょう。
まず、結婚式という形式ばった行事の中で扱われる電報ですから、相手に失礼があったり非常識な内容にしてはいけない、という気持ちが強くなってしまうのが当然です。
ですが、形式を重んじるあまり、友人からとは思えないほど堅苦しい内容にする必要はありません。まずはいつもの会話のようなイメージで文章を考えてみましょう。
あまり砕けすぎて二人にしか分からないような内容は好ましくありませんが、「です」「ます」の丁寧語をフランクな言い回しへ変えて「だね」や「だよ」のような口調で文章を作ることもアリです。
式当日は新郎新婦も緊張しています。その緊張を少しほぐしてあげるような感じで、友達口調を使って送ってあげれば緊張がほぐれるだけではなく、嬉しいと思ってもらえるはずです。
では具体的な電報例を紹介していきましょう。まずはお祝いの言葉から入ることが一般的です。
「○○ちゃん、本日は結婚おめでとうございます。」のような文章から入ってもいいですし、
「○○、結婚おめでとう!」のように軽めの文章でもいいでしょう。
もし招待状をもらっていて欠席してるのあれば、お詫びの言葉を次に入れる必要もあります。
「欠席して申し訳ありません」のような内容ですと、周りにも欠席していることが明らかで新郎新婦の心証もよくありませんので、「今日はせっかくの晴れ姿を見ることができず残念です」のような内容がベストでしょう。
次に、友達ならではの面白いエピソードなどを入れると、新郎新婦も懐かしさを感じるでしょうし、会場の雰囲気も和むと思います。
いくら仲が良い間柄であっても、やはり失礼があってはいけません。親しき仲にも礼儀ありということわざがある通り、結婚式には最低限のマナーやルールがあるということを忘れてはいけません。
好ましくない言葉として、「苦しい」「悲しい」「辛い」などのマイナスな表現は使わないようにしましょう。
例えば、「学生時代、苦しい部活動を乗り越えたからこそ今の幸せがあり」というような過去のエピソードとして紹介する場合でも、マイナスな言葉が入る場合は言い方を変えるか、エピソード自体を変更するようにしましょう。
また、当然のことですが、過去の異性関係や夜遊びやお酒にまつわるエピソードなども、相手が不快に思う可能性が大きいので避けるべきです。
今は結婚式の種類も様々ですので、家族だけの身内で行う場合は友人関係は呼ばれませんし、招待を受けていてもこちら側の都合で参加できない場合もあります。
形はどうであれ、結婚式の電報というものは、式や披露宴で直接お祝いを伝えられない代理として使われるアイテムです。
まずは自分が思っているお祝いの言葉を伝えること、新郎新婦の未来の幸せを願っていることなどを中心に文章にする必要があります。
相手を不快にさせるエピソードや、自分のことばかりを語った電報は非常識に値します。電報を読んだ二人が嬉しくて幸せを感じるような、そんな電報を送れるように心掛けましょう。