結婚式当日、理由があって出席できなかった方や、どうしてもお祝いを伝えたいという方のために電報という手段があります。今は様々な種類の電報があり、単なる文章だけではなく、ぬいぐるみが付いていたり、バルーンが付いていたりというプレゼント付きのものなどもあります。会場も華やぎますし、お祝いムードをより一層高まるでしょう。
しかし、披露宴が終わり電報をもらったその後はどのような対応をするのが正しいのでしょうか。処分の仕方も含めて紹介しています。
最近の結婚式用電報は台紙のみではなく、ぬいぐるみやバルーン、ブリザードフラワーなどのプレゼントが予め付いているものが流行しています。見た目も可愛らしいので披露宴会場が華やぐという二重効果があります。
しかし、中にはかさばるものも多く、持って帰るのすら困難なものもあるのが事実です。そんなオプション付きのものは披露宴が終わったその後、どうすればいいのでしょうか。
まず、ぬいぐるみ付きのものですが、出席者の中に小さいお子さんがいればプレゼントとして手渡しすれば喜ばれるかもしれません。
もしくは小さいお子さんをお持ちのゲストに代わりに渡してもいいでしょう。ブリザードフラワーにしても同様です。欲しい方にプレゼントしてもいいですし、インテリアとして新居に飾っておくのもいいでしょう。
バルーンのようなかさばるものは持ち歩くことが困難なので、後日自宅に送ってもらうように会場で手配するか、一旦風船のガスを抜いてコンパクトにする、などの方法もあります。
オプションが付いていない通常の台紙のみの電報ももちろん多く届くと思います。台紙のみであれば大きさなども均等ですし、持ち帰るのにもかさばることはないでしょう。
電報の中身には送ってくれた方の気持ちが込められています。結婚してしばらくしてから読み返してみると、当時の祝ってくれた方の温かい気持ちを再認識できたり、新婚当時のお互いの気持ちが思い出されたりするものです。
また、送ってくださった方が今後結婚式を挙げる場合、こちらからもお祝い電報を送ってお返ししてあげるという方法もあります。そういった機会がいつ巡ってくるとも限りません。その時のためにも保管しておくことをおすすめします。
何よりも、結婚式の電報はお祝いの気持ちそのものです。御祝儀をいただいた時と同じような気持ちで、大切に保管しておくことがベストではないでしょうか。
それでもやむを得ない事情で処分をしなければならない時も出てくると思います。祝電を正しく処分するには、どのような方法を取ればいいのでしょうか。
まずは送ってくださった方の気持ちを優先しなければいけません。ぬいぐるみやギフトフラワーなどを処分する場合には、処分する前に記念に残るように写真などの方法で形跡を残しておいた方がいいでしょう。写真を見れば後からでも思い出すことができます。
そして、肝心の処分方法ですが、一番のおすすめは神社等でのお焚きあげに入れてもらうことです。祝電を処分するには、送ってくださった方の気持ちを考慮して敬意を示さなくてはいけません。タイミング的にお焚きあげに行けない場合などは、そのまま捨てるのではなく、綺麗に包装して捨てるなど、感謝の気持ちを忘れずに行動することが大切です。
電報は手軽に送ることができるアイテムですが、送った方の気持ちが込められている大切なアイテムでもあります。
特に結婚式の祝電はそうです。受け取った側はそのことを忘れずに、いただいた時も処分をする時も感謝の気持ちを忘れてはいけません。
もし、自分が送った側だとした場合、粗末に扱われては気持ちまで粗末に扱われたようで悲しくなってしまうでしょう。結婚式だけがメインではなく、その後のこともきちんと考慮しながら祝電についても正しく取り扱っていきたいものです。