メールやSNS全盛の時代にあっても、結婚式の電報はお祝いの気持ちを伝えるひとつの伝統として受け継がれています。
社会人になると連名形式での電報を送る機会も増えてきますが、ただ名前を書きつらねるだけでは相手に失礼にあたる場合があり、注意が必要です。
名前の順番や言葉選び、おおよその費用など、電報を送る際に気をつけるべきマナーについてまとめました。
日本には年功序列の伝統があり、冠婚葬祭の挨拶でも目上の人を重んじる風習があります。
電報を連名で送る場合は書き記す名前の順序にも充分に配慮し、電報を送る相手はもちろんのこと連名で電報を送る人に対しても失礼にならないようにする必要があります。
基本的に、連名形式の電報では社会的な地位の高い人の名前から先に書くのがマナーです。
テレビドラマや映画のクレジットではキャリアのある俳優ほど最後のほうに名前が書かれますが、結婚式の電報では反対であると覚えておきましょう。
また、連名形式の電報は事情があって結婚式に出席できなかったメンバーの祝意を伝えるためのものですので、当日、式に出る予定がある人の名前は書かないのが普通です。
式に出席したうえでさらにお祝いの気持ちを深く伝えたいのであれば、レタックスなどでまたべつに手紙を送るようにしましょう。
結婚式で連名形式の電報を送る際にはまず、電報の名義を確認することが大切です。
会社名義、法人名義、個人名義。
グループ名義とひと口にいっても、いくつかのパターンがあります。
祝電を発注する際には名義によってトータルの料金や全体のスタイルなどが変わってくるため、そのあたりはあらかじめグループ内で方針を統一しておきましょう。
また、名前を出す人数は3名以下が目安となります。
4名以上になるとレイアウトがどうしても細かくなってしまい、文字も読みにくくなってしまうため、主だったメンバーの名前を記すようにし、4名を超えるようならば「会社一同」などというかたちで記載するのがマナーであり、お祝いの気持ちも伝わりやすくなります。
最近は祝電のバリエーションがますます幅広くなっており、事前に問い合わせをすればオリジナリティあふれる可愛らしい祝電をデザインすることができるため、準備には充分な時間をかけるようにしましょう。
結婚式の祝電を送る際に気になるのはやはり料金ですよね。
基本的に、連名形式であってもトータルの料金が変わることはありません。
現在の電報はセット料金が標準で、文字数に応じた基本料金に対して各種オプション料金が上乗せされるかたちとなっています。
各種オプションとしては配達日指定、キャラクター電報などがあり、オプションを組み合わせることによってよりオリジナリティの高い、あなただけの祝電に仕上げることができます。
なお、結婚式の祝電は挙式前日に手もとに届くようにするのがマナーです。
遅い時間帯ほど準備に追われて余裕がなくなりますので、原則として午前中のうちに配達されるようにしましょう。
こちらもオプションになりますが、1件につき数百円を追加すれば配達した日時をメールなどで知らせてくれるサービスもあります。
社会人として身につけておきたい祝電のマナー。
グループとして祝電を送る場合はまず、名前を書く順番に配慮する必要があります。
料金設定も重要なポイントで、多彩なオプション料金を組み合わせることによって祝電にオリジナリティをくわえることができ、お祝いの気持ちを余すところなく伝えることができます。
配達日指定や配達お知らせサービスなどのオプションを組み合わせることによってより確実に祝意を伝えることができ、式に出席できなかった人の気持ちもしっかり伝わります。