新郎新婦にとって、祝福してくれる思いが伝わる電報は、もらうだけでとても嬉しいものです。そこに一工夫してサプライズ要素を加えれば、主役の二人だけでなく、会場全体が大笑いしたり感動で涙したりと、大いに盛り上がることでしょう。一人で計画してもできますが、友人同士、会社の同期など大人数で計画すれば、より大きなサプライズをプレゼントできます。新郎新婦の笑顔や涙を引き出す、とっておきのアイディアをご紹介します。
新郎新婦を驚かせるポイントは、いくつかあります。結婚式の当日、二人の控室にサプライズを仕掛けて驚かせ、緊張をほぐせたら成功です。新郎新婦が知らない装飾を会場内に仕掛けておき、二人が入場すると目に入るようにすれば、一番緊張する瞬間に、素敵な笑顔を引き出せるはずです。祝電を読み上げる時に、「思いもよらない人からの祝電」という形で特別な人のメッセージを読み上げてもらえば、驚きから喜びへ、そして感動へ変わるでしょう。いずれにしても、式場の責任者やウエディングプランナーに相談して、できることとできないこと、新郎新婦の気分を害さない範囲の仕掛けなど、判断を仰ぎましょう。特にウエディングプランナーは、打ち合わせを通して新郎新婦の人柄や式に対する考えを一番、把握しているはずです。アイディアなどを提案してもらいつつ、しっかりと打ち合わせをしてください。
「新郎新婦に知らせず電報を送る」というだけで立派なサプライズですが、ギフト付きなどのちょっとしたアイディアでさらに喜びが大きくなります。大きなぬいぐるみが付いた電報や、小さなクマがたくさん詰まった花束、大きな透明バルーンの中に花やぬいぐるみが入ったギフトを送り、新郎新婦の控え室にこっそり置いてもらえば、思わず笑みがこぼれます。新郎新婦が入場する前に、グループで送った華やかなバルーン付き電報でメインテーブルを飾ってもらえれば、緊張している二人の驚く顔と、素敵な笑顔を見られますし、ビデオにも記録されます。また、最近、人気のパターンで、新婦から新郎へ、新郎から新婦へ、両親から新郎新婦へ、など、絶対にあり得ないと思っている人からのメッセージを、ほかの祝電に紛れ込ませてと読んでもらうと、会場全体が驚きと感動に包まれます。
親しい友人なら、クスリと笑えるようなメッセージがお勧めです。「新居へお邪魔した時に素敵な旦那様のみつけ方を教えて」「先を越されて悔しい!でもあとを追いかけます」など、親しさが伝わる内容は、気持ちよく笑えます。職場の同期なら「営業成績ナンバーワンだから、夫、イクメンナンバーワンは間違いなしですね、後日奥様に伺います」「社内一の美人をさらった罰として、『○○愛してる』と10回叫んでください」などは、大爆笑となるでしょう。新郎新婦のどちらかが、秘密で送るドッキリも盛り上がります。「ずっとあなたのことが好きでした。結婚してしまうなんてショックです」と読まれたら、さぞかし慌てることでしょう。また、他界してしまい結婚式へ出られない人からのメッセージや、可愛がっているペットからのメッセージなどを家族が創作して送れば、まさかという感動を見ることができます。
二人のハレの日を祝福してあげたい、という気持ちで贈るサプライズは、笑顔を見せてもらえれば大成功です。あまり手の込んだ仕掛けを計画すると興ざめですし、想像以上に新郎新婦が驚きすぎて笑えなかった、という事態に陥ることもあります。主役の二人は、当日、とても緊張していますし、心の余裕がなくなってしまう人もいます。驚かせることがメインではないので、結婚式に華を添えるくらいの気軽な仕掛けで、驚かせた後のフォローを必ず行ないましょう。