郵便局に祝電の発送を目的に訪れてみたという場合、さて台紙はどれにしよう、文面はどんなものにしようなど、決めることが沢山あります。
でも決めることだけではありません。発送する場合には必要な情報があります。さらに電報として書くべき文章も存在しています。
何も知らずにいたために、何度も出向く手間になってしまったらがっかりです。素敵な思い出のつもりが失敗事例として記憶に残るのは悲しいことです。
そうならないためにも、事前に準備しておくことが大切になります。そんな事前の準備や心構えなどを調べてみました。
郵便局で祝電を送る場合には、もちろん住所に向けて送付するのですから、基本として送付先を把握しておきましょう。
時折有名なホテルの名前だけ憶えていたという例を聞きます。これでは送れません。たしかに有名であれば、ネット検索すれば住所が掲載されています。
でもこれは事前に調べておく方が良いでしょう。郵便局で送付する場合には、いつ、どこに、どんな電報を送付するのか。
そして宛名は誰なのかということが必要になります。おそらく結婚式に招待されている場合には、招待状や案内状などにこうした情報が記録されている場合があるでしょう。
また新婚家庭に送付を検討されているのなら、その住所や氏名を把握しておきましょう。郵便局では窓口でも受け付けていますが、遠方などの方の場合でも便利なネット受け付けを行っています。
自分のニーズに合わせて依頼することができます。
電報の送付の場合、送り先や氏名を把握することは大変重要です。結婚式に出席したことのある方は思い出してみて下さい。式場は複数の式典を行っていませんでしたか。
大安吉日などエントリーする人が多い日にちの場合には、ホテルに向けて送付しても、氏名がないと渡したい相手に届けられないという事態も発生します。
はこうした失敗事例は少なくありません。また親せきなどの場合ですと、旧姓は知っているけど相手の名前が分からないなんてこともあります。
こうしたことは必要な情報ですから事前に把握しておきましょう。またご自宅に向けて送付する場合には、不在になる時期を把握しておくのも大切です。
結婚式後に旅行に出てしまったり、式前に実家にいたりするなどと長期不在にする場合もあるものです。後々になって手元に送られるよりも、時期を失せず渡せるよう準備することが大切です。
祝辞などでも同じことが言えますが、祝電でも使ってはいけないNGワードというものがあります。特に切断するとか割くというようなワードや、こうした文面を想像させるワードは原則的にNGです。
もちろん別れるや離れるというワードも好ましくありません。新しい輝かしい門出をお祝いするための式典が結婚式ですから、その場にふさわしくないワードは想像させるという程度のものでも、NGです。
言葉の羅列上、どうしてもこれに類する言葉を使わなければならないこともあるでしょう。この場合でも仕方ないということはありません。
連想させないような比喩法を用いるなど、極力こうしたワードには近づけないことです。文章を作成するのに辛いときには、例文などを参考にすると良いでしょう。
例えば親元から離れではなく、親から巣立ちなど、結果的には同じ意味でも使うワードを変える方法で祝電を華やかにすることを意識すると素敵になります。
日常的に使う言葉だけでなく式典に使いやすい言葉を知っておくと、いざ電報を贈る場合には大変便利です。
また送付する場合に、事前に知っておくことで楽になる基本的な注意点も心得ておくことは、不安なく祝電を作成することにとても大切なことでもあります。
こうした何気ない些細なことでも、知っているといないとでは大きな違いがあります。そんな祝電の基本事項を把握して、気持ちのこもった余裕のある祝電を贈れる大人になりましょう。